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INTERIOR COLUMNS
インテリアコラム


窓に掛けたままのカーテンの汚れ、気になる方は多いはず。きちんとお手入れをすることで、カーテンの性能も見栄えも、ずいぶん長持ちします。ぜひお掃除のルーティーンに加えて、お気に入りのカーテンをいつまでも美しく清潔に保ちましょう。

窓の外からも内からも影響を受けているカーテン

 

カーテンの汚れの原因は、ほとんどが空気中のホコリやタバコのヤニ、キッチンの煙などによるものです。時間が経つと落ちにくくなるので、こまめにお手入れしましょう。
普段のお手入れとしては、お部屋の掃除をする際に、カーテンにハタキや羽ぼうき、ブラシをかけてまずホコリをとることです。
ホコリのたまりやすいヒダの部分には、掃除機の先にアタッチメント(ホコリ取り)を付けて吸い取るのがおすすめです。ただ、性能が高い掃除機の場合は、生地をいためないように吸引力を調整することを忘れずに。

掃除機をかける前にひと手間

 

ホコリ以外の汚れが付いた場合は、すぐにふき取ることが一番。カーテンの素材にもよりますが、タオルや雑巾などで水拭きしましょう。漂白剤や力ビ取り剤、トイレ用洗剤、消毒液などは変色の原因となりますので、使用しないでください。
こまめなお手入れをしていても、知らない間に汚れはたまってきますので、季節の変わり目、大掃除などを目処に、取り外して洗濯・クリーニングに出しましょう。
カーテンの場合、家庭用の洗濯機で洗えるものと洗えないものがあります。まずは購入したときに下図の「ウォッシャブルマーク(インテリア業界統一マーク)」がついているか、確認しておきましょう。もし、お手入れ方法がわからない場合でも、カーテン本体についている「取扱い表示」を確認すれば大丈夫です。衣料品同様、このマークの示す内容に従ってメンテナンスすれば、商品を傷めずにお手入れすることができます。

ウォッシャブルマークとその表示方法

 

 

 

例えば、このようなマークの組み合わせだと、左から順番に、洗濯機OK(40度以下のぬるま湯で非常に弱い水流で)、酸素系漂白剤のみOK、乾燥機は不可、日陰での吊り干し、アイロンOK(160℃以下)、ドライクリーニング対応(弱い処理)もできる、といった内容になります。

取扱い表示マーク 詳細はこちら>>>

現在では国内の一般的なカーテンの場合、ほとんどウォッシャブルマークがついています。以下はウォッシャブルマークがついている場合の洗濯機を使った一般的なお手入れ方法です。
❶カーテンのフックをはずし(下写真参照)、ほこりを払う
❷カーテンにヒダをそろえ屏風だたみにして折り畳み(下写真参照)、型くずれを防ぐために洗濯ネットに入れます
❸洗剤は一般的な「おしゃれ着用洗剤」がおすすめです。「蛍光増白剤」が含まれているものは、白いレースには効果的ですが、生成りなど淡い色あいのものは、変色や色ムラが起こることがありますので注意してください
❹レース商品で漂白剤を使用する場合は、上記の取扱い表示のような「酸素系漂白剤処理OK」マークがついているものに限ります
❺「デリケート洗い」(洗濯機によって名称は異なります)など生地に対してやさしく洗えるコースを選びます。汚れがひどい場合は30~60分つけおきがおすすめ
❻脱水は30秒以内の短時間で
❼フックをとりつけ、もとのレールにかけて、自然乾燥させます。脱水の状態によっては水が滴るので床が濡れないよう雑巾などを敷いてください。レールにかけた後、軽く下にひっぱり、全体をたたくとしわが伸びます
なお、屋外に干す場合は陰干しをしてください
❽アイロンかけをする場合は取扱い表示の内容に従います

 

開口部が大きい窓の場合はカーテンも大きくなって取扱いが大変ですが、できればレースカーテンだけでも年に1回ぐらいは洗いたいものです。レースカーテンは、長い間汚れやホコリがついたままにしておくと、繊維の劣化を早め、生地が裂けてしまうこともあります。洗ったあとの乾燥も早く、洗うことで白さがよみがえりますので、見た目も気持ちよくなります。カーテン洗濯初心者も、まずはレースカーテンから一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。

  
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