週に1~2 回ほど掃除機をかけましょう。
掃除機はゆっくりとかけます。
よく見るとカーペットにはパイルが寝ている方向(毛並みの方向)があります。
まず毛並み方向に、そして逆方向に二度かけするのが理想です。
時間がない場合は、毛並みと逆方向に一回かけます。
1㎡で1分間の目安で、強く押さえずにゆっくりゆっくりかけましょう。
絡みついて取れなかったゴミやホコリは、粘着ローラーで取り除きましょう。
〈毛並み方向の確認〉
一般的には手でなでてみてカーペットの色が薄くなるほうが毛並みの方向です。
カーペットの色が濃くなる方向(毛並みの逆)に毛を逆立てるようにするとホコリが取れやすくなります。
月1回はふき掃除をします。
カーペットが薄汚れているな、と感じたら、掃除機をかけた後に水を絞ったぞうきんで、毛並みの逆方向にふきます。
こうすることでパイルの奥にある汚れを取ります。円を描くようにふくのは、汚れが散乱するので厳禁です。
汚れがひどい場合は、中性洗剤をぞうきんにつけてふきます。最後に水ふきをして、必ず洗剤分を残さないようにします。
洗剤を使う場合は、事前に必ず、隅の方で試して色落ちや縮みがないか確かめましょう。
家庭内でのカーペットのシミの原因別の取り方をご紹介します。
また、ここでご紹介している汚れの落とし方は、代表的な一例です。以下の点にご注意ください。
汚れの種類 | シミ、汚れの取り方 |
---|---|
紅茶 コーヒー類 |
水で固く絞ったタオルで拭く。生クリームやミルク入りのときは、薄い洗剤液で拭く。古いシミはレモン片か酢で拭くとよい。 |
茶 | 紅茶と同じ。古くなった茶渋は酢をつけ、オキシドールで拭く。 |
ビール 洋酒 日本酒 |
水、またはぬるま湯を布か綿棒にふくませて、シミを吸い取らせるような感じでたたく。ぬるま湯でも落ちないときは、アンモニアか中性洗剤で。 |
果実汁 (ジュース) |
汚れてすぐなら、水、またはぬるま湯をふくませた布で拭く。シミが残るときは、アンモニアか中性洗剤液で落とす。 |
コーラなどの サイダー類 |
オキシドールで拭くか、洗剤を入れたぬるま湯で拭く。 |
汚れの種類 | シミ、汚れの取り方 |
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あめ (キャンディー) |
お湯に洗剤を溶かし、それで絞ったタオルで拭き取る。もし跡が残っていたら、アルコールで軽く拭く。 |
チューインガム | 氷片でかためて取り、残ったものはベンジンでたたく。 |
卵 | 白身は洗剤溶液でたたき出す。黄身はベンジンなどで脂肪分を取り、白身と同様にしてたたく。熱湯はたんぱく質を取れにくくするので、要注意。 |
チョコレート | ティッシュなどで拭いてから、先にベンジンでたたいて脂肪分を取る。その後、洗剤溶液でたたき出す。 |
アイスクリーム ジャム |
粉末洗剤を山のように盛り上げ、ベトベトしたものを吸い取らせる。乾いてからブラシではねのけるか、掃除機の隙間ノズルで吸引する。 |
カレー 酢 味噌汁 |
水かぬるま湯で絞った布、または綿棒でたたく。落ちなければ、洗剤溶液(毛糸洗い用)で同様にしてたたきだす。 |
ケチャップ | 紙で拭き、酢で拭く。色が残ったら、オキシドールで拭く。 |
しょうゆ ソース |
ティッシュペーパーなどでできるだけ吸い取り、洗剤を入れたぬるま湯で拭く。 |
生クリーム マヨネーズ バター |
ヘラでこすり取り、お湯を含ませた布で拭く。その後洗剤液で拭く。まだ残るようなら、アルコールで。 |
汚れの種類 | シミ、汚れの取り方 |
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口紅 | アルコールでこすり取り、洗剤を入れたぬるま湯で拭く。 |
クリーム (化粧用) |
紙で拭いてから、アルコールで拭き、洗剤を入れたぬるま湯で拭く。 |
香水 化粧水 |
石鹸水で拭く。 |
マニキュア | マニキュアの除光液で注意深く取る。 |
ファンデーション (お白粉を含む) |
ティッシュペーパーで拭き、洗剤液で拭く。残る時、アルコールで拭く。 |
汚れの種類 | シミ、汚れの取り方 |
---|---|
インク (青・黒) |
黒インクは洗剤で洗う。青インクは、ハイドロサルファイトの1%溶液を50~80℃にあたためたものに布か綿棒を浸したたき出す。 |
インク (赤) |
吸水紙で吸い取り、洗剤を溶かしたぬるま湯で拭く。または10%のアルコールかオキシドールで拭く。 |
朱肉 印肉 |
食用油をつけて拭き、洗剤で油を拭き取る。拭き広げないように注意すること。 |
クレヨン 靴墨 |
アルコールを歯ブラシにつけて、たたくようにして取る。その後、ぬるま湯で拭く。 |
墨 | ご飯粒を練って糊状にし、シミの上にのせて汚れを移し取るようにしてつまみ洗いする。毛羽立ちやすい繊維は板の上に乗せてヘラでしごく。墨は拡散しやすいので注意。 |
汚れの種類 | シミ、汚れの取り方 |
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血液 | オキシドールで拭くと簡単。または、水洗いしてから石鹸かアルコールで洗い、アンモニア液に浸す。古いシミもオキシドールで漂白。 |
尿 | お湯をかけながらタオルで何回か拭く。その後、酢で拭く。カーペットを少し浮かせて、しばらく風通しをよくする。 |
ペットのふん 赤ちゃんのそそう |
漂白剤入りのクレンザーを盛り上げ、ベトベトしたものを吸い取らせる。乾いてから、掃除機の隙間ノズルで吸引。漂白剤は殺菌作用があり臭気も消える。 |
泥 | よく乾かして指先で落としてからブラッシング。その後、洗剤を入れたぬるま湯で含ませた布でたたき落としてから水で拭く。 |
こげあと | ウールなどの天然素材の場合、スチールウールで表面を軽くこする。その後、オキシドールを含ませたガーゼの上からアイロンをかけ漂白。 |
ろうそく | ティッシュペーパーをあてて、上からアイロンをかける。ウール以外の素材は設定温度に注意。 |
ダニ対策にはフローリングという考えが浸透し、またお手入れも簡単なことから、住宅の床材はフローリングが普及しています。もともとカーペットにはダニはいませんが、ダニが生息しやすいのは事実です。
ところが床材をフローリングにしただけでは、ダニ対策にはなりません。ダニは寝具や家具、フローリングなどあらゆる所に生息します。
結局のところ、掃除を怠ればどんな床材に替えても、ダニには悩まさることになります。
一方、床材をカーペットにするメリットのひとつに、カーペットは繊維で出来ているので、フローリングなどの硬い床に比べて、ダニや花粉・ホコリなどが舞い上がりにくいことが挙げられます。
アレルギーは空中浮遊しているダニや花粉を吸い込むことで発症するといわれており、必ずしもカーペットだけがアレルギーを発症させる要因にはなりません。
(出典:カーペットはすばらしい/ 日本カーペット協会)
カーペットを敷きたいけれど、ダニが心配。」という方は、防ダニカーペットを選択肢のひとつにするのも有効です。
では、防ダニカーペットとは一体どんな効果を発揮するのかご存知でしょうか?
防ダニカーペットの防ダニ性能は、大きく2つにわかれます。